森ゆれる2023初開催決定！

音響業界に入って20年。
まさか3年もライブ、コンサートができなくなるとは想像もしていませんでした。

世の中から不要不急といわれ、自分の無力さを思い知った3年でした。

そんな中でも三条楽音祭の配信をやったり、今やれることに注力してきました。
やっとすこし落ち着いてきましたが、なくなったイベントやお祭りもたくさんありました。

身近で楽しめる音楽を提供したくて、3人で相談をし開催を決意しました。

いろんな方たちの協力を得てやっとここまで辿り着きました。
正直初めての開催なので、どうなるかわかりません。
でも、できれば毎年開催できるお祭りになっていきたいとおもってます。
当日はどうぞ心ゆくまで体を揺らしてください。
「森ゆれる」は最高の空間と最高の音と最高の食を準備してお待ちしています。

音楽フェスティバル「森ゆれる」は、コロナ禍によって音楽好きの場所が奪われ、世代間の交流が分断されてしまった3年間を乗り越えるために誕生した祝祭です。

世界中を襲ったコロナ流行の煽りは新潟県内にも及び、2020年以前、県内各地で盛り上がりを見せていたローカルイベントは勢いを失い影を潜め、多くの音楽好きな人々が行き場を失いました。

そんな厳しい時代でも、しぶとく、強かに、カルチャーの芽を摘ませまいと細々と、コツコツと新潟ローカルに灯りを灯し続けてきた各地のオーガナイザーやイベンター。

そんな彼らにフルリスペクトを抱えながら、私はというと、三条市と共に続けてきた「三条楽音祭」という音楽イベントを諦め去るを得なくなり、色んな感情に振り回され、何か心にぽかんと穴が空いたような数年間を過ごしてきました。

ようやく世界に光が差し始め、コロナ前の賑わいを取り戻しつつある昨今。
それでも暗いニュースは巷に溢れ、誰かを槍玉に上げては「次は自分か？」と怯え続けるような世の中が眼前には広がっているように思っています。

鬱屈とした空気をぶち壊してくれるのも、疲れた心を愛で包んでくれるのも「音楽」だと思う。

この気持ちはコロナ以前よりもより強くなり、何か新しい試みは出来ないものかと考えていたところ、当イベント共同代表の1人から相談を受け、僕を含めた3人が共同代表となり、「森ゆれる」を立ち上げました。

会場に選んだのは新潟県柏崎市にある「ゆうぎオートキャンプ場」。
豊かな自然に囲まれていて、木々が揺れ、虫や鳥の鳴き声が賑やかなキャンプ場です。

この場所で音楽に合わせ体を揺らし、ひとりひとりの感性で何かを感じ、持って帰っていただけたら幸いです。
ぜひ遊びに来てください！

先のコロナ禍「何か一緒にやりたいね」と語ることができる仲間ができたのが唯一の収穫でした。
それぞれ違った形で野外イベントを運営してきた私たちに共通していたものが音楽でした。

外で食べる飯の美味さ、ビールの喉越し、自然の中に響く音楽の素晴らしさ、アーティストの パフォーマンス、そこから生まれる一体感。
一度味わったら忘れられない高揚感。
ここ数年、そんな貴重な場がどこか遠くなっていたように感じていました。

そんな時に持ち上がったのが「森ゆれる」。
たった3人で始まった連日連夜のオンライン会議から毎日見つかる課題問題をひとつづつ潰していく中、ようやく開催のお知らせをできる所まで漕ぎ着けた時、気づくと周りには多くの仲間達が協力者として集ってくれていました。

手作りだけど、やりたいことはできる限り妥協せず、ローカルで出来ることを信じたい。

協賛企業の皆様、出演アーティスト、DJ、出店店舗様、関係者の皆様、地元柏崎の皆様、そして当日集まってくださる皆さん、全員で手作りしましょう。乾杯しましょう。
そして森で身体をゆらしましょう。